ある弁護士の独言(a lawyer’s soliloquy)

弁護士20年、人生ウン十年、少しお伝えしたいことがあり…

弁護士の費用はどれくらい?

 次はこんなお話です。

 弁護士の費用は高いのでは?とよく言われますが、どうでしょうか?まず、弁護士にかかる費用の種類、それぞれの標準をご説明します。

 弁護士にかかる費用は、着手金、成功報酬、それに経費にわかれますが、以下に標準的な基準を述べます(私もその区別に従っています。その他の方式(例えばタイムチャージや混合型)を採用している場合は、別に説明をしてもらってください)。
(なお、最初の相談料(30分あたり5000円+税程度。以下、税別表示)もかかりますが、事件を引き続き受任するときは別途相談料は不要とする弁護士は多いです。私も大抵そうさせて頂いています。相談だけで終わったとき、相談料を頂くことになります。)

 まず、経費は、実際にかかる交通費などの費用で、最終的に一覧を見て確認していただきます。疑問のある経費については質問していただいて結構です。実際には、先に3万円とか、5万円とかお預け頂き、最後(事件終了時)に清算します(訴訟などになる場合、裁判所費用(印紙代と言います)、鑑定費用など、まとまった金額になるものも事前に説明をさせていただきお預けいただくことになると思います)。ここはいわゆる「実費」ですので、ご自身で問題を解決される場合も必要になる部分です。

 着手金は、「旧弁護士会報酬基準」によると(なぜ、「旧」と言うかというと、独禁法の関係で今は共通規定としては存在せず、各弁護士が、偶々、旧規定と同じ規定を使うから、です。)、訴訟の場合の「経済的な利益(←これについての考え方も難しいのですが、目指す金額、守る金額、と思っておいてください。詳しくは、担当弁護士に説明を受けて下さい。)に対し、300万円まで8%、300万円を超えて3000万円まで5%、3000万円を超えて3億円まで3%、3億円を超える部分2%で、税金の累進課税の逆のようになっていて、例えば、300万円なら24万円、500万円なら34万円、1000万円なら59万円となります。

 報酬は事件がうまく行った場合(逆にうまく行かなかった場合には、ここはゼロです。なにが「うまく行った場合」かも、担当弁護士に説明をうけてください。)、着手金と同じ感じで、率がそれぞれ倍になって、訴訟の経済的利益ごとに、300万円なら48万円、500万円なら68万円、1000万円なら118万円となります。

 つまり、例えば、相手に500万円の貸金があると訴訟し、最終的に300万円の勝訴判決を得て確定し、相手から300万円と利息の返済をしてもらったときは、事件着手時には着手金24万円と経費約8万円(うち、訴訟の場合の裁判所に提出する印紙代が3万円と若干の切手代などがかかります。)、成功報酬は48万円というふうに一応考えられます。

 300万円を回収するのに約80万円(約27%)かかりました。高いでしょうか^^?権利を実現するのにかかる費用とご理解いただきたいのですが(なお、事業としての貸付の場合には、これ(約80万円)は経費になり、また回収できなかった金額(200万円)も損金になります)。

 ただ、経費・損金にできる事業者の方を除き、なかなかその通りの金額はいただけないですね…
 着手金は、相手から弁済を受けるまでは手元にお金が少ないことも考えられますので、上記の例なら10万円程度、その分、成功報酬の率を少し上げて頂き50万円程度、などと調整をすることもありえますので、弁護士と、よく話し合って下さい(場合によっては、法テラスの費用立替制度を利用することも弁護士と相談なさってください)。

 そして、最低限、上記の内容を説明し、その内容を「委任契約書(あるいは別途作成される報酬契約書)」に反映させ、きっちりとした契約をしようとしない弁護士には依頼されない方がよいと思います。kik(当ブログはペイレス・イメージズから写真の提供を受けています。)

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